ば~ちゃる Climber's High

名山過疎地で寂しく妄想を膨らませてる、OSSANとObahanのメモ帳。

【笹ヶ峰】お久のアップ。

お久しぶりのアップです。

「やればできる子なのに・・・。」
ご多分に漏れずそう言われて育った幼少時代w。やり始めたらそれなりに最後までやっちゃうのに、中々始めるまでが腰の重ぉ~~~ぃOSSANです。(えっ、仲間?w。)
気が付けば前回のアップから半年以上が過ぎておりました。久しぶりに、この10連休に石鎚山の2座(正確には3座)を踏破してきましたので、ちょこっと書く気になった今日この頃ですw。

10連休前半
まず1座目は、日本二百名山笹ヶ峰(&寒風山)
実は連休後半に、新緑でウキウキしてる山歩き仲間に、「どこかの山に連れてって~!」って事になってまして、企画を建てないといけないのです。
(必須条件は日帰りと、車でクネクネ道が少ない事)
そこで目に留まったのが石鎚山赤石山系。ここは日本山岳会に名を連ねる名峰達が目白押しです。候補は以下の通り。
   日本百名山  ・・・ 石鎚山
   日本二百名山 ・・・ 笹ヶ峰東赤石山
   日本三百名山 ・・・ 瓶ヶ森、伊予富士
 その他にも堂ヶ森なんかも候補になりました。

石鎚は行った事があって判るので、残りの中で特にこの稜線が美しい笹ヶ峰を、事前調査を兼ねて“お試し“してみる事にしました。(^^)v
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今回のルートは、寒風山登山口→寒風山笹ヶ峰笹ヶ峰南尾根登山口→寒風山登山口。累計高低差約970m、歩行距離約10kmの行程です。

 

 寒風山登山口車中泊場所)

今回はObahanと二人ぼっちで日帰り条件が無いので、前日の夕方から車を走らせて車中泊です。到着すると駐車場横のあずま屋下にテン泊してるツワモノも居ました。
ここ寒風山登山口は、主に3つの駐車場に分かれており、そのうちの1つはこおひい工房用で登山者は駐車禁止となっています。ですが登山者用はどちらも少し傾斜があって車中泊には辛いので、とりあえず迷惑の掛からない夜間はこちらを利用させて貰って、朝イチ移動する事に・・・。( *´艸`)

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登山用駐車場(左)と、駐車場横のトイレ(右)。
 
 

いざ、平成最後の登山開始!

いつもの様に明るくなった朝6時前に起床。本日は寒さで目が覚めました。早速朝食を済ませ車を移動して準備開始。

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7:10登山開始です。入山直後、体も温まらなままイキナリの急登と言うかロープ坂が始まります。

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標識通り50分程で視界が開けて桑瀬峠に到着しました。右に行けば笹ヶ峰方面、左に行けば伊予富士方面になります。本日は右へ!ぷちジャンダルムの様な山が寒風山になります。見えてる岩場は巻いて進むんだろうと思いきや、道はしっかりここを越えていましたw。

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左には伊予富士【左】、右に行けば笹ヶ峰【右】。

寒ぅ~!!
分岐を暫く進むと寒風山の登りが始まります。ここで予期しない景色に遭遇しました。

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そう、ツララ霧氷です。もう5月にもなろうかと言うこの時期に・・・。春装備のOSSANですから、そりゃ寒い筈です。あと普通に登山道を歩いていると気付きませんが、なにげに一歩道から外れて覗きこむと、かなりの危険な場所を歩いている事が判ります。両側とも結構な断崖絶壁です!(゚v゚;ノ)ノ 。

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こんな梯子も数箇所、溶け落ちた霧氷も道に積もって滑ります。

 

寒風山到着で~す。

ここまで来て、やっと目的の笹ヶ峰が見えました。f:id:ossan010:20190509103113j:plain

ここから一旦下って登り返しが待っています。と言っても見晴らしが良くて気持ちいい稜線歩きです。(^^)v

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振り返ると寒風山の裏っ側は、こんな事になってました。道中にも所どころに・・・。

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笹ヶ峰到着!。

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【左】頂上の祠。足元には白いものが。【右】三角点タッチ。

頂上からは360°の展望。北側には瀬戸内海、東側にちち山赤石山系、西側には伊予富士瓶ヶ森に続く気持ちよさそうな稜線が見えます。

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【右】ちち山の向こうは赤石山系。【左】伊予富士(左奥)と瓶ヶ森(中央)。

瓶ヶ森の向こうには西日本最高峰百名山石鎚山が見えます。

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到着直後は曇り空で風も少しあって、防寒着が無いと震える程でしたが、すぐに太陽が出て風も止んでポカポカ陽気に。昼食&山コーヒーでまったりできました。気持ち良すぎて1時間程w。(^o^) 

 

さぁ、降りよう!
下りは笹ヶ峰南尾根登山口へのルートをチョイスしてみました。 でもこのルート、どこかのSNSで「笑っちゃう程直滑降」との情報通り、九十九折りって発想が全く感じられないコースでした。それも最後まで・・・w。

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暫くは膝くらいの笹原を下る事になるのですが、この笹が厄介で足元が見えない。段差ぬかるみ根っこなんてトラップが潜んでいて、廻りでも滑ってコケてる人が複数いらっしゃいました。それでも皆さんなぜか笑顔。やっぱ”笑っちゃう程直滑降”は、間違ってないみたいw。
降りただけなのに、久々に翌日二人ともに足が筋肉痛になりました。なのでもしこの笹ヶ峰で、今回のルートの逆行なんて企てられてる方がいらっしゃるのなら、もう一度考え直した方が良いかもしれません。危険ですw。(※ちなみに滑落等の危険個所はほぼありません)

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降りてきましたぁ~!。登山口の駐車スペースには数台の車が止まってました。と言う事はこの直滑降を登ってるツワモノがいらっしゃると言う事ですね。でも今回はここがゴールではありません。あと3km程、林道をトボトボ歩いて行かないといけません。林道脇の滝が、替わり映えのしない林道景色にアクセントをくれました。

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寒風山登山口に帰ってきました。

 

 おしまい。

 

・・・おまけ

寒風山登山口から更に、細い町道(瓶ヶ森線)を、車でクネクネ進んでいくと、UFOロードと言ってTOYOTAのCMにも使われた場所に辿りつきます。(菅田将暉くんが唄ってたやつw)

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更に進めば、三百名山瓶ヶ森の直下まで行く事ができます。