【槍ヶ岳】槍ました!②・・・1日目
槍ました!:1日目(8月25日)
車中泊で目覚めた朝6:40。早速外へ出てみると・・・
雲は多めだけど、まずまずのお天気。ここから唯一見える、錫杖岳(しゃくじょうだけ)を見ただけでも、北アルプスキタ━(゚∀゚)━!って感じで、テンションアップしていくのが判ります!。ソワソワしながら速攻で準備して登山開始!・・・。と言いたい処ですが、ここは鍋平。まずは新穂高温泉登山口まで降りて行く、余分?が発生してます・・・w。
槍ました!:出発の時
美味しい空気をおかずに、朝飯を食べて出発の時がやってきました。本来スタート直後って元気だし、期待に胸膨らんで暫くはウキウキするもの。でも鍋平から指導センターまでの余分感は、心と体に現実を教えてくれました。
ズッシリ重い荷物。心も体もまだ慣れてないところに、地味~に足にくるただのアスファルトの上り坂・・・。下りになれば、更に景色なんか全然見えなくなって、暗~くジメジメした荒れ路・・・。「第3駐車場に駐車できてたら、こんな思いしなくても・・・。」的な、ネガティブ感情を伴って、容赦なくダークサイドに引き込まれていきます。やっぱり山登りは、つ、辛いなぁ・・・。
スタート直後のジワっと体に来る舗装路の上り。
テンションだだ下がりで、ダークサイドの住人になってた事は、この間の写真は全く撮ないことでも判りますw。 ”帰りは絶対ロープウェイでワープだな!”と、心に固く刻んだのもこの時点でしたw。早や!w。
槍ました!登山開始!!
指導センター到着です!。やっぱこの雰囲気ですよね~♡。登山届を提出しながら、ダークサイドの深みにハマっていたテンションも徐々に盛り返してましたw。気合いを入れ直し9:00、槍に向かって再出発です!。さぁ、がんばろぉ~!!o(^-^)o
暫くは右俣林道を歩くので、下の写真の様な歩き易くて気持ち良い林道が続きます。
途中夏山登山道と選択できる箇所があって、地図では断然ショートカットに見えたので、Obahanには「こっちが正規ルート!」ってウムを言わさずこちらをチョイスしましたw。ところが・・・、合流地点の穂高平小屋に着いてみれば、なんと先程分岐地点で別れた筈のグループと鉢合わせ。それも既に汗まみれ&疲労感漂うOSSANチームと、横一列で楽しく会話しながら余裕で上がってきた4人チーム。見た目の差が歴然ですw。さすがのObahanも気付いた様で、「くたびれ儲けじゃん!」「選択ミスじゃん!」「何やってんの?」「今度は相談してよね!」と、賛辞の言葉が止まりません。体に加え心にもダメージを負うリスクを考えると、そのまま林道を行くのが遠回りの様ですが、正解だった様なので、お勧めしておきますw。ちなみに途中、小さいですが崩壊した場所も有り。
11:00白出沢出合到着。このコースは沢が多くてランドマークになります。ふと見ると「へっ?自転車!?」。うむ、なかなかの手練れが登ってる様ですw。ここでザックを降ろして10分間休憩しました。
12:30、チビ沢到着。お昼も過ぎていたので、おにぎりモグモグタイム。
13:30、そろそろ滝谷出合に到着って所で、でっかい落岩や倒木が行く手を塞いでいました。つい先日の大雨で転がり落ちて来たそうです。危険地帯の様なので、「ほぉ~」なんて観察せず、可及的速やかに通り抜けるのが賢明です。
ふと見上げると同様な大岩がゴロゴロ(右下)。おっかねっす!
滝谷出合到着です!。
滝谷出合の一本橋
こちらには槍平小屋のスタッフさんが設置した、監視用Webカメラがあるので、ネットで見た事がある!って方もいらっしゃると思います。場所的にも増水で足止め!って事も頻繁に発生してる所なので、重要なチェックポイントのひとつです。アップされてる過去の画像を見ても、たった10分間で水量が激変してたりするのが判るので確認してみてください。あと余談?ですが、左岸側には横谷避難小屋がひっそり佇んでます。こちらも巷では結構有名な小屋で、落石や増水とは違った恐怖というか、バイブス高め(使い方違う?w)な体験談も、数多く報告されている場所です。そっち系にコミュ力高い方は、是非立ち寄って、輪を広げてみても良いかと存じます。OSSANは確実にご辞退申し上げますが・・・w。(写真は写っちゃイケないものが撮れてたらマズいのでスル~w。)
(左)ウェブカメラ、(右)上流に見える雄滝と滝谷ドーム
今回は、この辺りからOSSANの体調?が変化して辛い時間が訪れました。どんな感じかと言うと、10歩も歩くと息が絶え絶えになって足も上がらなくなる状態。軽い高山病の様な症状ですが、気分が悪くなる訳でもなく、標高的にもまだまだ低いわけで・・・、"どうしちゃったの俺?”って感じ。少し進んでは10秒程休憩の繰り返しで、結局槍平小屋まで続きました・・・。横谷で何かが憑いた?・・・ブルブル。
槍ました!:槍平小屋到着
15:30本日の宿営地、槍平小屋(やりだいらごや)到着です!
早速、テン場使用(1000円/人)の受付をします。
受付が済んだら、テントを張って晩飯の準備です。今晩の献立はステーキ!それもちょいと奮発した、映え系のイイヤツw。明日に備えて心も躰もフォースを蓄積しないといけないので、これは大事です。
ところが・・・。
相変わらず、体調不良なOSSAN・・・。
霜降りの良質の油ですら、胃が受け付けてくれなくて、美味しくさえ感じられない・・・。「しつかり全部食べてよ!」と、OSSAN想いの優しいObahanが言葉を掛けてくれますが、「荷物になるんだから!」の余計な言葉が・・・w。最後は逆流しようとする胃に、罰ゲームの様に詰め込みました・・・。
トホホです・・・。_| ̄|○
「なんならソーメンが良かったかも・・・。それも流れるヤツ・・・。」と、叶う筈のない夢を語りながら、もたれた胃とともにpm7:00就寝・・・。オヤスミナサイ。
<2日目につづく>