ば~ちゃる Climber's High

名山過疎地で寂しく妄想を膨らませてる、OSSANとObahanのメモ帳。

【三嶺】紅葉を求めて・・・。(日本二百名山/四国百名山)

東や北の方では、紅葉の情報が盛り上がってきてますが、西日本と呼ばれる土地柄と、3000m級どころか2000m級すら近くにない高山過疎地の、ダブル悲劇の地に住んでいるOSSANですので、まだまだ OUT of 蚊帳の外 です。(10月8日時点)
珍しく平日10月9日が休みとなったので、せっかくなので3連休の混雑を外して、ちょっとだけ遠出。瀬戸内海を渡って、紅葉が始まってるとの噂がある、四国の剣山系三嶺(1894m)に、前乗り車中泊で出掛けてみました。期待したのは下の様なコメツツジの紅葉。(^^)

 イメージ画像【注:加工品^^】*1f:id:ossan010:20181012203004j:plain

 

名頃登山口(車中泊場所)

今回は名頃登山口からピストンで、山頂を目指します。

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ここ名頃地区は、カカシで有名で、結構テレビで取り上げられたりしてますので、「あぁ~!知ってる!」なんて方も、いらっしゃるんじゃないでしょうか?。海外から訪れる方もいる程です。もちろんこの登山口にある駐車場にも、沢山のカカシさんが歓迎してくれます。と言っても自分達が到着したのは深夜1:00頃。ヘッドライトに映し出された彼らは、ちょっと怖かったw。

f:id:ossan010:20181012210117j:plain昼間でもちょっと怖い?この中に混ざって写真を撮るのには勇気が・・・

 

さぁ、登山開始!

ゆっくり起きて準備。7:30登山開始です。と・・・、100m程登った辺りで、なにやらガサガサ音がします。そちらの方向に目をやるとなんと、鹿カップル?が出迎えてくれてました。(^^)

f:id:ossan010:20181012210345j:plainちょっと嬉しかったんですが、実は数が増え過ぎて森を荒らす害獣なんだとか。(×へ×)

 

最初は結構な急登でしたが、すぐに緩やかで歩き易い登りに。道中は標識は少ないですが、ピンクのリボンを沢山つけてくれてますので、迷う事は少ないと思います。

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f:id:ossan010:20181012214409j:plain f:id:ossan010:20181012214451j:plain途中林道が現れます。間違いそうな標識がひとつ有りますが惑わされず登山道へ。

f:id:ossan010:20181012214643j:plain f:id:ossan010:20181012214641j:plain ダケモミの丘へ到着。

f:id:ossan010:20181012214719j:plain f:id:ossan010:20181012214759j:plain f:id:ossan010:20181012214832j:plain f:id:ossan010:20181012214852j:plain f:id:ossan010:20181012214914j:plain f:id:ossan010:20181012215008j:plain

f:id:ossan010:20181012215048j:plain頂上付近はガスっています。紅葉もチラホラ始まっている感じです。期待していたコメツツジも、少しだけ色づいてきてはいる様ですが、まだ紅葉を楽しむまでには至ってませんでした。(ノω-、)

f:id:ossan010:20181012215124j:plain f:id:ossan010:20181012215153j:plain最初のイメージ画像の加工前の現実・・・(^^;)。


三嶺山頂に到着しました~!。

登った頃は、頂上周辺はガッスガス!予定ではヒュッテまで戻って、小屋内で昼食の計画でしたが、冷たい風がふきすさぶ中、ガスが晴れるのを期待して頂上で調理&食事することに。(と言っても、お湯を沸かしてカップラーメン・・・w)

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ちなみに約1時間程度の頂上滞在中に、約12~3人位の方が登ってこられました。判る範囲で書くと、白髪避難小屋を真夜中11:00に出発して、夜道を縦走されて来こられたと言うソロの男性。自分達をピッタリマーク?して登ってこられた、北岳の手造り風のお守りを着けた、これまたソロの男性。東京からこの三嶺だけを登りに来られたと言う200名山踏破済みの仲良しご夫婦。宇和島から来られてるのに何故か関西弁の家族と思われる3名様・・・などなど。(覚えてますでしょうか?写真撮影をご依頼頂きました、そう!あの時の男前ですww)。狭い頂上でしたので、皆さんと楽しくお話をさせて頂きました。そうこうしている間に、ガスの切れ間が・・・!

f:id:ossan010:20181015211830j:plain天狗塚方面。残念ながら紅葉らしい景色は見当たりません。

f:id:ossan010:20181012215557j:plainヒュッテ方面。頂上が少し雲を被ってますがなんとか剣山(右端)も・・・。

 

さぁ下山です。

まずは昼食を食べる筈だった、三嶺ヒュッテ(無人)訪問です。

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2階構造の綺麗な無人小屋です。昨晩は広島方面から3名、岡山方面から2名、地元常連さん1名の、計6名の方が泊まられていたそうです。また剣山からの縦走を企てた時には、ここにお世話になるかもしれません(*^^)d。少し辺りをウロウロ。ピストンなので、もと来た同じ登山道を帰ります。

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駐車場到着~(ちなみに左の写真は、遠目で小鹿が横になって居ると勘違いさせてくれた倒木)

 

 帰り道の寄り道。

来る時は剣山登山口見ノ越を越えて来てましたので、すぐ近くに二重かずら橋と言う名所らしい所を通り過ぎていました。なんとなくどんな風景かは想像はできるのですが、折角なので本日の帰り道である大歩危方面を逆方向に向かい、行ってみる事に。
到着すると、ちょうど小型バス2台で乗り付けた外国人の団体さんがお帰りになられるところでした。皆さん楽しそうな顔をしていたので、少し期待度UPですw。入場料は大人550円でした。(お釣りの煩わしさもあろうに、何故にワンコインにせず50円を取るのかは、きっと綿密な計算の結果なのでしょうねw。)*2

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二重かずら橋は、名前の通り男橋(42m)と女橋(22m)の2橋が、約50m程の間隔で存在しています。なぜこんなに近くに2本必要だったのかは、触れない方が良さそうですがw、写真を撮るのには絶好で、これから紅葉が始まれば、更に抜群なロケーションになりそうです。驚く程キレイな川にワイヤー・・・いえいえ、かずらで出来た橋が架かっていますw。更に野猿と呼ばれる人力ロープウェイもあり、対岸にあるキャンプ場に荷物を運ぶのには、モノレールと組み合わせて活躍しそうです。もちろん人も3人までなら搭乗可能と注意書きにありました。怖がって嫌がる嫁さんを強引に乗せて渡ってみましたが、見た目よりは安定感もあって、降りる頃にはキャピキャピ歓んでましたw。

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めっちゃ綺麗な川と「野猿」。

 

 名頃地区

この名頃地区は、カカシで有名なのは最初の方でもお伝えしてましたが、帰り道の沿道や畑の中なんかにも、それは沢山のカカシさん達がお見送りしてくれました。一人づつ名前も性格もあるそうです。ただ稀なのでしょうが、本物のお婆さんが畑仕事をしていて、いきなり動いたのにはビックリさせられました。(^^)

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西日本もこれから紅葉シーズンに突入です。路駐で溢れる剣山を避けて、三嶺に登ってみるのも良いかもしれません。かずら橋も、本家よりむしろコチラの二重橋の方がおススメって方もいらっしゃる位ですので、是非計画に入れてみては如何でしょうか?。

 

おしまい・・・

*1:フリーの写真がサクっと見つからなかったので、画像編集ソフトで加工してます。

*2:・・・ちなみに後日調べたところ、「二重かずら橋」料金は、本家のかずら橋と共に2014年に500円から値上げされてました。